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4月, 2025の投稿を表示しています

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 04

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隅田川から見た夜桜と東京スカイツリー(2025/4/7撮影) 日本のEUCコミュニティのイベント「 Japan EUC Nexus April Meeting - Let's meet & talk to Omnissa in person! 」の懇親会で乗った屋形船から撮影した夜景です。船の揺れもあったせいか、スカイツリーの後ろに見えた星明りも少しぶれてしまいました。 REST APIの名称にかけて、【休息日】とタグをつけたこのシリーズも4回目になりました。今のところ毎週末の休日である土日につつがなくブログの更新を乗せることができています。 本当はいろいろ試してみたいAPIや、Workspace ONE UEMだけでなく、ほかの製品のREST APIも試してみたいと思っているのですが、焦らずこのペースを続けていければいいなと考えています。 前回、私は「スマートグループの詳細をREST APIでクエリ可能か、試してみたい」とブログに書きました。 今回は、以下のAPIエンドポイントにアクセスしてみます。 「/smartgroups/{id}」 このAPIエンドポイントのクエリに必要なのは、Int32(数字)で表現されたSmartGroupのIDです。 このIDは、実は前回実行した「/apps/search」の返答に含まれています。 こちらは前回記載したブログをスクリーンショットした画像です。 下の方にSmartGroupsとあり、名前とIDが記載されています。 さっそく実行してみたところ、以下のような返答が返ってきました。 オレンジ色の箇所が、スマートグループの構成要素を表現した箇所です。 { "Name": "03_test_smart_group", "SmartGroupID": 3900, "SmartGroupUuid": "89067e85-e24f-45c7-b31c-8c0a75456d9f", "CriteriaType": "All", "ManagedByOrganizationGroupId": "1987", "M...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 03

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  折り紙で作成した兜(2025/4/5撮影) 5月5日はこどもの日です。子供が困難から守られるように、鎧や兜などの防具を飾るようになったそうです。 前回、前々回までで、アプリケーションの割り当てを確認するためのAPIエンドポイントを一つずつ実行して、その結果を見てきました。結果として、どのAPIエンドポイントもアプリの割り当てに使用されたスマートグループを返答してくれました。 ところで、Workspace ONE UEMでは、アプリの割り当てにスマートグループだけでなく、組織グループも使用することができます ※「スマートグループや組織グループってなに?」という方は、本ブログでも解説記事を記載していますので、こちらもご参照くださいますと幸いです。 ■Workspace ONE UEMで試してみた(5):組織グループってなんだ? - その1 ■Workspace ONE UEMで試してみた(5):組織グループってなんだ? - その2 ■ひっそりとWorkspace ONE UEM解説をする(1):スマートグループって何だろう? 設定方法はとても簡単で、アプリの割り当ての時に、マウスオーバーすると出てくるリストの中から組織グループを選択するだけです。 前回と前々回試したAPIのレスポンスでは、アプリの割り当て対象として選択されたグループはすべてスマートグループとして返答されましたが、組織グループを割り当てたときはどのような形で返されるのでしょうか。少しだけ気になります。 まずは「/apps/{applicationUuid}/assignment-rules」です。なお、今回は「assignment_04」として、組織グループ「01_test_company」を使用した割り当てを追加しています。 { "assignments": [ { "priority": 0, "distribution": { "name": "assignment_01", "description": "", "smart_groups": [ ...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 02

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  桜(2025/04/06撮影) 昨年は住んでいる町の桜祭りに出かけましたが、今年は近所の公園に咲いた桜を家族と一緒に見に行きました。 今週も、REST APIをひとつ試します。 今週試すのは「applicationUuid」を取得することが可能なREST API、「/apps/search」です。 このAPIを使って、前回APIを発行した以下のパブリックアプリのエントリを取得してみます。 結果は以下の通りです。 ※ちょっと見てみると、割り当ての詳細を取得した前回ほどではないものの、割り当てに使用されたスマートグループは表示されています。 { "Application": [ { "ApplicationName": "Google Chrome", "BundleId": "com.google.chrome.ios", "AppType": "Public", "Status": "Active", "Platform": 2, "AssignmentStatus": "Assigned", "ApplicationSize": "252.93 MB", "CategoryList": { "Category": [] }, "SmartGroups": [ { "Id": 3898, "Name": "01_test_smart_group" }, { "Id": 3899, "Name": "02_test_smart_group"...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 01

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  オオイヌノフグリ(2025/04/06撮影) 青くて小さな花を咲かせます。この花は日本語では別名を「星の瞳」というそうです。 日本名「オオイヌノフグリ」の由来はちょっと恥ずかしいので、私は別名で呼ぶことを推奨したいです。 Workspace ONE UEMには REST APIを実行するためのエンドポイントが備わっています。 様々な処理をスクリプトなどを使って自動化するのにとても便利なのですが、膨大な量のエンドポイントがあるため、希望のエンドポイントにすぐにたどり着くことが難しいのも事実です。 このブログでは、休日にひとつずつ、私が実施したREST APIのエンドポイントについて、その目的と、その目的に沿って実施してみた結果を共有していきたいと思います。 今回の目的は「アプリの割り当ての詳細を取得すること」です。 ※アプリを割り当てた後、アプリの割り当てを確認するには、現状一つ一つ割り当ての設定をGUI上でクリックしていく必要があるからです。 目的を達成できそうなREST APIは、「/apps/{applicationUuid}/assignment-rules」です。 このAPIエンドポイントは少し癖があります。クエリにはapplicationUuid(形式は''3d958f38-246e-4854-a306-189d941ab073''といった形のもの)が必要です。 applicationUuidはWorkspace ONE UEM上で配布用に登録したアプリの識別子で、UEM上でアプリの詳細ページを確認することで、URLの中で確認することができます。例として、パブリックアプリとして配布設定を行ったGoogle Chromeでこの値を見てみます。 この値をAPIのクエリに必要な値として入力することで、このGoogle Chromeの割り当て設定を取得することができます。 少し長いですが、3つの割り当て設定が行われていることがわかります。 { "assignments": [ { "priority": 0, "distribution": { "name": "assignment_...