投稿

2月, 2019の投稿を表示しています

■Workspace ONE UEMで試してみた(5):組織グループってなんだ? - その1

イメージ
前回 の最後のほうで、つい「 組織グループ 」という言葉を使ってしまいました。 説明なしにこの言葉を使うと、ほとんどのお客様が「なんだろう?」という疑問を浮かべます。 ですが、Workspace ONE UEM(旧AirWatch)を使用するうえで、この言葉は避けて通れません。なので、私も私なりに解説しようと思います。 とはいえ、きっちりとした解説はVMware社員の方がリレー式に書いている Japan End-User Computing Blog でも行われているので、このブログでは飽くまで私なりの組織グループの理解を記載するのにとどまります(同じこと書いてもつまらないですし。。。)。 「マニュアルやいろんなブログを読んでみたけれど、なんかしっくりこないなぁ」という方のお役に立てれば幸いです。 組織グループとは何か。 私は、「 設定を区分けするためのグループ 」と考えています。 Workspace ONE UEMにはたくさんのデバイスが管理されることになります。 それらのデバイスは、iOS、Android、Windows 10など、 様々な種類 だったり、フルタイムで働く正社員さんが使う会社貸与デバイス、子育てなどで時短勤務の従業員さんが使うデバイス、またはアルバイトさんのBYODデバイスなどなど、 様々な利用形態 だったりするかもしれません。 それらのデバイスに対して、十把一絡げにまったく同じ設定を行うことは、果たして妥当でしょうか? 例えば、 正社員さんが使う会社貸与デバイスは会社の資産だから、GPSの情報を定期的に収集し、紛失防止に努める必要があるかもしれませんが、アルバイトさんのBYODデバイスに同じ設定を入れてしまうと、プライバシー侵害の問題になってしまうかもしれません。 例えば、 正社員向けに利用させたい発注管理アプリがあるとします。このアプリを十把一絡げにWorkspace ONE UEM管理下のデバイスに配信してしまうと、また、アルバイトさんのBYODデバイスに対して配信されてしまい、今度は会社の情報漏えいの危険さえあります。 上記2つは極端な例ですが、ほかにもいろんな例が考えられます。 そのため、 デバイスによって設定を区分けすることはEMM製品を利用する上で必要な措置である とお考えいただいたほうが無難

■Workspace ONE UEMで試してみた(4):ログイン画面の変更

イメージ
vYetti ってご存知でしょうか。 いつだったかWeb系で話題になった イエティさんのログイン画面 の Angular版 を使って、 VMware社員のWilliam Lamさん がいい感じにvSphereのログイン画面をカスタムしたものです。 詳しいやり方は こちら に記載されています(そんなに難しくなさそうなのでいつか弊社検証環境にこっそりと仕掛けてみたい。。。)。 以下はvYettiのデモ動画です。 vYetti – Fun animated #vSphere Login UI customization https://t.co/6jZLOqxqrw via @lamw pic.twitter.com/0ZAByXsddM — VMware (@VMware) 2018年6月3日 ところで、Web系のログイン画面といえば、Workspace ONE UEMのログイン画面ですよ(強引)。 こちらもカスタマイズ可能なんです!( オンプレミスに存在するvCenterほど自由にカスタムできるではありませんが。。汗 )。 あまり日の目を見ることの少ない機能ではありますが、以下に手順を記載します。 まずは普通にUEMの管理画面にアクセスし、ログインします。 通常のログイン画面。シンプルで素敵ですが、 「自社のロゴに変えたい!」というかたもいらっしゃいます。  ログイン後、[グループと設定]>[すべての設定]と進み、[システム]>[ブランディング]の順に進みます。 通常のログイン後の画面です。 画面左上にはVMware社のラボのロゴ(三角フラスコ)が見えます。 「ブランディング」画面です。先ほどのおしゃれな 三角フラスコマークはここで設定されています。  早速、ログイン画面を編集してみましょう! まずは[会社のロゴ]から。[アップロード]をクリックし、好きな画像を選択して[保存]します。 設定を[オーバーライド]に変えると、編集可能になります。 [アップロード]をクリックします。 ポップアップ表示でファイル選択ボタンが表示されます。 [参照]をクリックします。 ファイルを選んでアップロードしたら、 [保存]をクリックします。 画像が切り替わりま

■Workspace ONE UEMで試してみた(3):バージョンの確認

イメージ
Workspace ONE UEMのバージョンをどのように確認するか。 普段はそんなに気にならないバージョンですが、トラブルシューティングのときには地味に大切になってきます。 「このバージョンなら引っ掛からなかったバグに引っかかってる!」なんてことが たまによくある からです。 で、Workspace ONEのバージョンです。 通常は、ログイン後に画面左下の[詳細情報]をクリックして確認できます。 [詳細情報]は画面左下の隅っこにあります。 メインメニューの一番下の段にあります。 クリックするとポップアップが表示され、 そこにバージョン情報が記載されています。 ですが、 実はログインする必要すらなく 、ログイン画面で[About VMware AirWatch](日本語だと[VMware AirWatchについて])をクリックするだけで確認ができます! [About VMware AirWatch]ボタンは ログイン画面の右下にあります。 ポップアップ表示されると、英語版の場合は [Version]欄にバージョンが表示されます。 ちなみに、このログイン画面はバージョン番号が[9.x]から[西暦下2桁+リリース月]となった時にパスワードの入力欄がデフォルトで表示されなくなっています。 以下は [西暦下2桁+リリース月]となっている環境(2017年ごろにラボとして使われていました)のログイン画面です。 ちなみにこちらのログイン画面、 パスワード入力画面がありません。 バージョンが表示されました! 9.x時代にはなかった表示ビルド番号も表示されていますね。 まさに重箱の隅みたいな情報ですが、AirWatch時代からこの製品を知っている人でも知らなかったりするので、知ってたら ちょっとドヤ顔 できるかもです!