Unified Access GatewayをAmazon Web Services上に作成してみよう:(11)NLBを作成しよう

 

子供の日のために飾っている兜(2024/5/3)
少し気が早いですが、5月5日の当日にバタバタするのを避けるため、1週間ほど前から飾っています。

本投稿はUAGをAWS上に構築するシリーズの第十一回目の記事です。
今回は、UAGのフロントに配置するNLBを作成します。
概観図のなかでは、以下の赤いコンポーネントです。

■目次

  • NLB作成
■NLB作成
NLBを作成する際は、EC2ダッシュボードからLoad Balancingを選択し、Load balancersのリストでCreate load balancerをクリックします。

Load Balancerの作成ウィザードが表示されると、ALB,NLB,Classicの三種類から選ぶように求められます。今回はNLBを選択します。

NLB作成ウィザードが表示されます。
ロードバランサ名を入力し、internet-facingを選択します。ip address typeはipv4で問題なく動作しました。

Network mappingセクションで、VPCとAZ、サブネットを選択します。きちんとパブリックサブネットに接続します。
また、今回はElastic IPを振っています。

次にセキュリティグループを設定します。準備していたセキュリティグループを選択します。

セキュリティグループの次にあるのは受信ポートの設定です。今回はUAGの管理用Webページを表示するため、TCPの9443番ポートを設定します。また、バックエンドのUAGをせっていすべく、ここでCreate target groupのリンクをクリックします。

別のタブで、NLBの背後に控えるターゲットを作成するウィザードが表示されます。
ターゲットのタイプとしてIPアドレスベースの指定や、AWS Lambdaで定義した関数が指定できるようですが、今回は一番上のInstancesでEC2インスタンスを選択します。

ターゲットグループ名を入れ、ターゲットグループが待ち受けるプロトコルとポートとしてTCPの9443番を指定します。IP Address typeはIPv4を指定します。
また、ターゲットグループのインスタンスが使用しているVPCも選択します。

次にヘルスチェックを設定します。プロトコルをTCPに変更し、ポート番号を9443に変更します。

そのほかのタイムアウト値などは今回デフォルトのままにし、最後にNextをクリックしました。

ターゲットの登録画面が表示されます。対象のUAGを選択し、Include as pending belowをクリックします。

ターゲットが画面下の表に表示されたら、Create target groupをクリックします。

正常にターゲットグループが作成されると、以下のような画面になります。

下のNLB作成のタブに戻り、Create target groupの横にある更新ボタンをクリックすると、Default actionのプルダウンリストに作成したターゲットグループが表示され、選択可能になります。


最後にサマリーを確認し、Create load balancerをクリックします。

正常にNLBが作成されると、以下のような画面になります。

これで、前段のNLBも含めて、UAGの構成が完了しました。

次回はいよいよテスト接続を行います。

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