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【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 05

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アヤメ(2025/5/3撮影) 散歩の途中に咲いていたアヤメの花です。日本では5月5日に、主に魔除けの願いをこめてアヤメの葉をお風呂にいれます。 お風呂にいれるアヤメの葉はスーパーマーケットで購入することができますが、アヤメの花はこのように道端で見かけることができます。 西洋風に言うと、タイムをお風呂に入れているようなものなのかもしれません。 今回は、前回記載したように、割り当ての詳細をクエリしたときに表示されるスマートグループのUDIDからスマートグループ名を特定するのに利用可能そうな「/SmartGroups/SmartGroups_Search」というAPIエンドポイントを実行します。 クエリに使えるのはName(スマートグループ名)、OrganizationGroupID(組織グループごとに固有の数字)などです。今回は指定した組織グループで管理されたスマートグループすべてをクエリしたいため、OrganizationGroupIDを使用してクエリしました。結果、以下のように、スマートグループの一覧を返してくれました。 { "SmartGroups": [ { "Name": "01_test_smart_group", "SmartGroupID": 3898, "SmartGroupUuid": "9f097342-3882-402c-9686-ab5080840f9d", "ManagedByOrganizationGroupId": "1987", "ManagedByOrganizationGroupUuid": "5db9ba20-04af-4572-af19-70218bab3445", "ManagedByOrganizationGroupName": "01_test_company", "Devices": 0, "Assignments": 1, ...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 04

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隅田川から見た夜桜と東京スカイツリー(2025/4/7撮影) 日本のEUCコミュニティのイベント「 Japan EUC Nexus April Meeting - Let's meet & talk to Omnissa in person! 」の懇親会で乗った屋形船から撮影した夜景です。船の揺れもあったせいか、スカイツリーの後ろに見えた星明りも少しぶれてしまいました。 REST APIの名称にかけて、【休息日】とタグをつけたこのシリーズも4回目になりました。今のところ毎週末の休日である土日につつがなくブログの更新を乗せることができています。 本当はいろいろ試してみたいAPIや、Workspace ONE UEMだけでなく、ほかの製品のREST APIも試してみたいと思っているのですが、焦らずこのペースを続けていければいいなと考えています。 前回、私は「スマートグループの詳細をREST APIでクエリ可能か、試してみたい」とブログに書きました。 今回は、以下のAPIエンドポイントにアクセスしてみます。 「/smartgroups/{id}」 このAPIエンドポイントのクエリに必要なのは、Int32(数字)で表現されたSmartGroupのIDです。 このIDは、実は前回実行した「/apps/search」の返答に含まれています。 こちらは前回記載したブログをスクリーンショットした画像です。 下の方にSmartGroupsとあり、名前とIDが記載されています。 さっそく実行してみたところ、以下のような返答が返ってきました。 オレンジ色の箇所が、スマートグループの構成要素を表現した箇所です。 { "Name": "03_test_smart_group", "SmartGroupID": 3900, "SmartGroupUuid": "89067e85-e24f-45c7-b31c-8c0a75456d9f", "CriteriaType": "All", "ManagedByOrganizationGroupId": "1987", "M...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 03

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  折り紙で作成した兜(2025/4/5撮影) 5月5日はこどもの日です。子供が困難から守られるように、鎧や兜などの防具を飾るようになったそうです。 前回、前々回までで、アプリケーションの割り当てを確認するためのAPIエンドポイントを一つずつ実行して、その結果を見てきました。結果として、どのAPIエンドポイントもアプリの割り当てに使用されたスマートグループを返答してくれました。 ところで、Workspace ONE UEMでは、アプリの割り当てにスマートグループだけでなく、組織グループも使用することができます ※「スマートグループや組織グループってなに?」という方は、本ブログでも解説記事を記載していますので、こちらもご参照くださいますと幸いです。 ■Workspace ONE UEMで試してみた(5):組織グループってなんだ? - その1 ■Workspace ONE UEMで試してみた(5):組織グループってなんだ? - その2 ■ひっそりとWorkspace ONE UEM解説をする(1):スマートグループって何だろう? 設定方法はとても簡単で、アプリの割り当ての時に、マウスオーバーすると出てくるリストの中から組織グループを選択するだけです。 前回と前々回試したAPIのレスポンスでは、アプリの割り当て対象として選択されたグループはすべてスマートグループとして返答されましたが、組織グループを割り当てたときはどのような形で返されるのでしょうか。少しだけ気になります。 まずは「/apps/{applicationUuid}/assignment-rules」です。なお、今回は「assignment_04」として、組織グループ「01_test_company」を使用した割り当てを追加しています。 { "assignments": [ { "priority": 0, "distribution": { "name": "assignment_01", "description": "", "smart_groups": [ ...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 02

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  桜(2025/04/06撮影) 昨年は住んでいる町の桜祭りに出かけましたが、今年は近所の公園に咲いた桜を家族と一緒に見に行きました。 今週も、REST APIをひとつ試します。 今週試すのは「applicationUuid」を取得することが可能なREST API、「/apps/search」です。 このAPIを使って、前回APIを発行した以下のパブリックアプリのエントリを取得してみます。 結果は以下の通りです。 ※ちょっと見てみると、割り当ての詳細を取得した前回ほどではないものの、割り当てに使用されたスマートグループは表示されています。 { "Application": [ { "ApplicationName": "Google Chrome", "BundleId": "com.google.chrome.ios", "AppType": "Public", "Status": "Active", "Platform": 2, "AssignmentStatus": "Assigned", "ApplicationSize": "252.93 MB", "CategoryList": { "Category": [] }, "SmartGroups": [ { "Id": 3898, "Name": "01_test_smart_group" }, { "Id": 3899, "Name": "02_test_smart_group"...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 01

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  オオイヌノフグリ(2025/04/06撮影) 青くて小さな花を咲かせます。この花は日本語では別名を「星の瞳」というそうです。 日本名「オオイヌノフグリ」の由来はちょっと恥ずかしいので、私は別名で呼ぶことを推奨したいです。 Workspace ONE UEMには REST APIを実行するためのエンドポイントが備わっています。 様々な処理をスクリプトなどを使って自動化するのにとても便利なのですが、膨大な量のエンドポイントがあるため、希望のエンドポイントにすぐにたどり着くことが難しいのも事実です。 このブログでは、休日にひとつずつ、私が実施したREST APIのエンドポイントについて、その目的と、その目的に沿って実施してみた結果を共有していきたいと思います。 今回の目的は「アプリの割り当ての詳細を取得すること」です。 ※アプリを割り当てた後、アプリの割り当てを確認するには、現状一つ一つ割り当ての設定をGUI上でクリックしていく必要があるからです。 目的を達成できそうなREST APIは、「/apps/{applicationUuid}/assignment-rules」です。 このAPIエンドポイントは少し癖があります。クエリにはapplicationUuid(形式は''3d958f38-246e-4854-a306-189d941ab073''といった形のもの)が必要です。 applicationUuidはWorkspace ONE UEM上で配布用に登録したアプリの識別子で、UEM上でアプリの詳細ページを確認することで、URLの中で確認することができます。例として、パブリックアプリとして配布設定を行ったGoogle Chromeでこの値を見てみます。 この値をAPIのクエリに必要な値として入力することで、このGoogle Chromeの割り当て設定を取得することができます。 少し長いですが、3つの割り当て設定が行われていることがわかります。 { "assignments": [ { "priority": 0, "distribution": { "name": "assignment_...

ホームラボのハードウェアについてのメモ

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Japan VMUG の対面イベント「Japan VMUG UserCon 2025」(2025/2/14開催)でいただいたグッズ。 非常に楽しい話をたくさん聞けて、こんなお土産までもらえるとまた参加したくなりますね。 先日、 Japan VMUG UserCon 2025 にお邪魔してきました。イベントでは登壇者の方々による面白い話はもちろんのこと、その後の懇親会でも非常に興味深い話を聞くことができました。 懇親会の話題の中でも特に印象的だったのは、ホームラボの話です。VMUGのイベントに参加する方々はかなりの割合で自宅に vSphere またはそれに類するものを稼働させる環境を持っていることが多いです。 中には自宅でありながら数百GBのメモリを搭載したサーバを稼働させている方々もいるほどで、(稼働中の音や電気代の話を除けば)うらやましく思われる限りでした。 一応拙宅にも vSphere 7 をナントカカントカ動作させている環境があるので、それらに費やした金額を計算してみました。金額は購入当時の税込金額です。 ホームラボの構成 合計金額は84,185円です。 搭載されたCPU/メモリ/ストレージは以下の通りです。 CPU:6 コア 3.6 GHz メモリ:64 GB ストレージ:SSD 120 GB(ESXi用), SSD 1 TB, HDD 2 TB 2020年のAmazon年末セールで一通りそろえたこの環境ですが、残念ながらIntel社製のNICがないため、vSphere 8に移行することができません。一応SSDを今年買い増してみたものの、どうしようもなければProxmoxをインストールしなおし、vSphere 環境についてはまたこつこつお金をためて新しくマシンを構築することになるかもしれません。

Office展開ツールを使ってみよう

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東京ドーム(2025年2月6日撮影) 日本のプロ野球チーム、読売ジャイアンツのホームグラウンドであるこのドームは、ミュージシャンのコンサート会場としてもしばしば使用されることがあります。JR水道橋駅から歩いてすぐのこのドームのすぐ隣には商業施設やちょっとした遊園地もあり、野球の試合がない日でも楽しむことができます。 UEM製品は重要な機能のひとつとしてアプリケーションの配信機能を備えています。 この機能は文字通りアプリを配信する機能です。UEMから業務アプリを一元管理することで、新しく業務に参画するユーザーがスムーズに業務に必要なアプリを使用することができるようになったり、望ましくないバージョンのアプリを使用することを防ぐこともできます。 今回のブログでは、おそらく世界で最も多くの利用者がいるアプリであろうMicrosoft OfficeをWorkspace ONE UEMで展開するための準備として、Office展開ツールを使って、Officeの展開に必要なファイルをまとめたzipファイルを作したときの記録を備忘録的に記載します。 ●Office展開ツールのダウンロードと実行 Office展開ツール(Deployment Tool)のダウンロードページ。 Google検索などで検索すると、すぐに出てきます。 言語を選択したら、Downloadボタンをクリックします。 ダウンロードした展開ツールは、空のフォルダを作成してその中に配置しました。 配置したらそのままexeを実行します。 起動したら利用規約に同意を求められるので、同意してContinueをクリックします このexeはOfficeの展開に必要なアプリをダウンロードしてくれます。 ダウンロードするものをどこに配置するか聞かれるので、とりあえずOffice展開ツールと同じフォルダを指定しました。 ダウンロードされたファイルたち。 展開ツールと同じフォルダだと扱いにくいと感じたため、別の空フォルダを作成して、その中にまとめました。 ●構成ファイルの準備 config.office.comにアクセスします。 「新しい構成を作成」で作成をクリックします。 カスタマイズツールのメニューが開きます。従業員の方がPCで使用するOfficeの構成を細かく指定していきます。 ※量が多かったので、今回は こちら にまとめました。 ...