投稿

2025の投稿を表示しています

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 02

イメージ
  桜(2025/04/06撮影) 昨年は住んでいる町の桜祭りに出かけましたが、今年は近所の公園に咲いた桜を家族と一緒に見に行きました。 今週も、REST APIをひとつ試します。 今週試すのは「applicationUuid」を取得することが可能なREST API、「/apps/search」です。 このAPIを使って、前回APIを発行した以下のパブリックアプリのエントリを取得してみます。 結果は以下の通りです。 ※ちょっと見てみると、割り当ての詳細を取得した前回ほどではないものの、割り当てに使用されたスマートグループは表示されています。 { "Application": [ { "ApplicationName": "Google Chrome", "BundleId": "com.google.chrome.ios", "AppType": "Public", "Status": "Active", "Platform": 2, "AssignmentStatus": "Assigned", "ApplicationSize": "252.93 MB", "CategoryList": { "Category": [] }, "SmartGroups": [ { "Id": 3898, "Name": "01_test_smart_group" }, { "Id": 3899, "Name": "02_test_smart_group"...

【休息日】Workspace ONE UEM の REST API をひとつひとつ試していく - 01

イメージ
  オオイヌノフグリ(2025/04/06撮影) 青くて小さな花を咲かせます。この花は日本語では別名を「星の瞳」というそうです。 日本名「オオイヌノフグリ」の由来はちょっと恥ずかしいので、私は別名で呼ぶことを推奨したいです。 Workspace ONE UEMには REST APIを実行するためのエンドポイントが備わっています。 様々な処理をスクリプトなどを使って自動化するのにとても便利なのですが、膨大な量のエンドポイントがあるため、希望のエンドポイントにすぐにたどり着くことが難しいのも事実です。 このブログでは、休日にひとつずつ、私が実施したREST APIのエンドポイントについて、その目的と、その目的に沿って実施してみた結果を共有していきたいと思います。 今回の目的は「アプリの割り当ての詳細を取得すること」です。 ※アプリを割り当てた後、アプリの割り当てを確認するには、現状一つ一つ割り当ての設定をGUI上でクリックしていく必要があるからです。 目的を達成できそうなREST APIは、「/apps/{applicationUuid}/assignment-rules」です。 このAPIエンドポイントは少し癖があります。クエリにはapplicationUuid(形式は''3d958f38-246e-4854-a306-189d941ab073''といった形のもの)が必要です。 applicationUuidはWorkspace ONE UEM上で配布用に登録したアプリの識別子で、UEM上でアプリの詳細ページを確認することで、URLの中で確認することができます。例として、パブリックアプリとして配布設定を行ったGoogle Chromeでこの値を見てみます。 この値をAPIのクエリに必要な値として入力することで、このGoogle Chromeの割り当て設定を取得することができます。 少し長いですが、3つの割り当て設定が行われていることがわかります。 { "assignments": [ { "priority": 0, "distribution": { "name": "assignment_...

ホームラボのハードウェアについてのメモ

イメージ
Japan VMUG の対面イベント「Japan VMUG UserCon 2025」(2025/2/14開催)でいただいたグッズ。 非常に楽しい話をたくさん聞けて、こんなお土産までもらえるとまた参加したくなりますね。 先日、 Japan VMUG UserCon 2025 にお邪魔してきました。イベントでは登壇者の方々による面白い話はもちろんのこと、その後の懇親会でも非常に興味深い話を聞くことができました。 懇親会の話題の中でも特に印象的だったのは、ホームラボの話です。VMUGのイベントに参加する方々はかなりの割合で自宅に vSphere またはそれに類するものを稼働させる環境を持っていることが多いです。 中には自宅でありながら数百GBのメモリを搭載したサーバを稼働させている方々もいるほどで、(稼働中の音や電気代の話を除けば)うらやましく思われる限りでした。 一応拙宅にも vSphere 7 をナントカカントカ動作させている環境があるので、それらに費やした金額を計算してみました。金額は購入当時の税込金額です。 ホームラボの構成 合計金額は84,185円です。 搭載されたCPU/メモリ/ストレージは以下の通りです。 CPU:6 コア 3.6 GHz メモリ:64 GB ストレージ:SSD 120 GB(ESXi用), SSD 1 TB, HDD 2 TB 2020年のAmazon年末セールで一通りそろえたこの環境ですが、残念ながらIntel社製のNICがないため、vSphere 8に移行することができません。一応SSDを今年買い増してみたものの、どうしようもなければProxmoxをインストールしなおし、vSphere 環境についてはまたこつこつお金をためて新しくマシンを構築することになるかもしれません。

Office展開ツールを使ってみよう

イメージ
東京ドーム(2025年2月6日撮影) 日本のプロ野球チーム、読売ジャイアンツのホームグラウンドであるこのドームは、ミュージシャンのコンサート会場としてもしばしば使用されることがあります。JR水道橋駅から歩いてすぐのこのドームのすぐ隣には商業施設やちょっとした遊園地もあり、野球の試合がない日でも楽しむことができます。 UEM製品は重要な機能のひとつとしてアプリケーションの配信機能を備えています。 この機能は文字通りアプリを配信する機能です。UEMから業務アプリを一元管理することで、新しく業務に参画するユーザーがスムーズに業務に必要なアプリを使用することができるようになったり、望ましくないバージョンのアプリを使用することを防ぐこともできます。 今回のブログでは、おそらく世界で最も多くの利用者がいるアプリであろうMicrosoft OfficeをWorkspace ONE UEMで展開するための準備として、Office展開ツールを使って、Officeの展開に必要なファイルをまとめたzipファイルを作したときの記録を備忘録的に記載します。 ●Office展開ツールのダウンロードと実行 Office展開ツール(Deployment Tool)のダウンロードページ。 Google検索などで検索すると、すぐに出てきます。 言語を選択したら、Downloadボタンをクリックします。 ダウンロードした展開ツールは、空のフォルダを作成してその中に配置しました。 配置したらそのままexeを実行します。 起動したら利用規約に同意を求められるので、同意してContinueをクリックします このexeはOfficeの展開に必要なアプリをダウンロードしてくれます。 ダウンロードするものをどこに配置するか聞かれるので、とりあえずOffice展開ツールと同じフォルダを指定しました。 ダウンロードされたファイルたち。 展開ツールと同じフォルダだと扱いにくいと感じたため、別の空フォルダを作成して、その中にまとめました。 ●構成ファイルの準備 config.office.comにアクセスします。 「新しい構成を作成」で作成をクリックします。 カスタマイズツールのメニューが開きます。従業員の方がPCで使用するOfficeの構成を細かく指定していきます。 ※量が多かったので、今回は こちら にまとめました。 ...